消費税簡易課税制度見直し?

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消費増税受け簡易課税見直しへ 来年度改正で政府・与党

 

簡易課税制度の見直しを行うようです。

 

簡易課税とは・・・

原則は、売上等で預かった消費税から、仕入等で支払った消費税を差し引いた分を、国へ納めますが、

事務負担を考え、一定規模以下の中小企業については、仕入を売上の一定割合とみなして、納めるべき消費税の金額を算定する方法です。

例えば、売上1,000(消費税50)、仕入700(消費税35) の小売業の場合、国へ納める消費税は、

原則:50-35=15

簡易課税:50-50×80%=10

となります。

このケースでは、簡易課税を採用していた方が、5だけ国へ納める金額が減り、事業者の懐に入ります。

 

今回の見直しは、このようなケースをなくそうという狙いです。

ただし、簡易課税制度自体が、中小企業の事務負担を軽減することを目的としていたことから、見直しが事務負担を増大させることになり、反発も予想されます。

今後の動向に注目です。

 

 

【国税庁】簡易課税制度